株式会社ガイアパワー

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ビジョン対談4 イノベーションは混ぜることから生じる

MITのイノベーション手法を日本に

  1. 藤崎:

    クスマノ先生のMITのREAPプログラムとか、それからイノベーション、
    東京理科大のアントレナーシップのプログラムについてですが、いまどんなことを進められているんですか?

  2. クスマノ氏:

    東京理科大では副学長として、アントレナーシッププログラムを作ってるところですね。

  3. 藤崎:

    いま特にどういった活動をされているんですか?

  4. クスマノ氏:

    いろいろ楽しいプログラムを作っているんですよ。
    ひとつはMOTプログラム。まあ技術経営ともいいます。
    それを作り直して、再来年からはもう少しハイテクMBAみたいなプログラムになるんですけれど。

  1. 技術経営も続けるんですけど、でもそれだけじゃなくて例えばコーポレートアントレプロモーション。会社の中の企業化、新しい事業を作る、やり方を教えるんですよ。授業も楽しく作ってるんです。

    そしてもう一つは、教授がやっている研究、研究PJからどういう発明が出るのか、そして商品化できるかどうか、そういう評価のやり方も教えるし、そして授業も作るんです。実際MITもやっている授業をまねして、理科大の現実に合わせるようにして作るんですよ。それはカリキュラムのイノベーションの活動。もう一つは活動を推進するセンターを作る。それもMITリプログラムの協力の下でやるんですよ。

    事業産学連携の機能もつくるし、ベンチャーファンドもつくる。いろんなマッチングの活動も作る。こないだもやったんですが、スタンドアップウィークエンドとかベンチャーキャピタルとかアントレプレナーなど。
    まあネットワークを作っているんですよ。そして、そういう活動。
    だから全部繋がるために一つのセンターとか推進本部のみたいな組織を作っているんですよ。

イノベーションは混ぜることから生じる

  1. 藤崎:

    なるほど。イノベーションが非常に重要ですよね。
    もちろんグーグルであってもフェイスブックであっても、技術的なイノベーションがベースにやっぱりあって。それを支えるネットワークをも構築されてるんですね?

  2. クスマノ氏:

    うん、そしてまあ、理科大の場合にはですね、少しMITみたい歩みをとっているんですけど、最近経営学部をつくったんです。実際に十年位前からあったんだけど、最近もっと、、、なんていうか、突進しているんですよ。特に去年新しいビルを作って今年新しくオープンしたんですよ。そして経営学部は倍になって、一年生の数は250人から500人くらいに。

    次の3つの柱をできるだけ強くしようとしているんです。「エンジニアリング」「サイエンス」そして三つ目は「マネジメント」・・・。
    会社を作る方はご存知だと思うんですが、会社を作るために人が必要、マネジメントが必要、戦略が必要。だから混ぜなくちゃならない。

  1. 特に日本ではあまり、マネジメントの学生、エンジニアリングの学生、サイエンスの学生は会わない。混ざらないんです。縦割りの構造で教育されるんですけど、MITや他のアメリカの大学ではもっと混じるんですね。
    そして理科大では来週から新しい授業が始まるんですが、もう混ぜるんですよ。

  2. 藤崎:

    それは楽しみですね。

  3. クスマノ氏:

    イノベーションとはそういう違うバックグランドや違う考え方を混じって、一緒に同じ問題をどうやって解決するかを抱えることなんですね。
    たぶん藤崎さんは同じ経験があると思うですけど、スターマン教授はシステムダイナミックス、生産管理の専門化。そしてポピュレーション、人口問題など。サステイナブルエンバイラメント問題などをどうやって解決するのか、それは一つの専門家の問題じゃないですね、いろんな専門家が必要。

    だからそういう環境をできるだけ作ろうとしているんですよ。それがイノベーションプログラムの目的なんです。そして、成功すれば新しい事業も作れる、学生や教授もね。そして、大企業でも新しい事業ができるようになる、これからもっとうまく。

  4. 藤崎:

    それは期待しております。

  5. クスマノ氏:

    僕も期待しています、頑張りますよ。

  6. 藤崎:

    今後ともよろしくお願いいたします。今日はどうもありがとうございました。

  7. クスマノ氏:

    ありがとうございました。

目次ビジョン対談:未来をつくるイノベーション
1) サスティナブル・ソサエティの実現を目指す
2) バンブーバイオマス発電へのチャレンジ
3) AI技術へのチャレンジ
4) イノベーションは混ぜることから生じる
  • クスマノ氏プロフィール写真

    マイケル・クスマノ(Micheal A. Cusmano)

    1954年米国生まれ
    プリンストン大学を卒業し、ハーバード大学より博士号を取得。
    MITスローン経営大学院教授、MIT工学システム部教授。
    ビジネス戦略やテクノロジー・マネジメントに関する世界的権威の一人。
    これまで主にハイテク産業分野における数々の大手企業のコンサルサントを務め、数社の役員を歴任。
    2016年4月東京理科大学副学長就任。
    著書
    「君臨する企業の『6つの法則』-戦略のベストプラクティス」
    「ソフトウェア企業の競争戦略」
    「戦略のルール:ビル・ゲイツ、アンディ・グローブ、スティーブ・ジョブスから学ぶ 永遠のレッスン」(デビッド・ヨフィー氏共著)など13冊

  • 藤崎プロフィール写真

    代表取締役 CEO 藤崎耕治

    1961年熊本に生まれる。
    世の中のためになる仕事、道路・橋・ダムなど社会基盤を作りたいと大学で土木工学を学ぶ。
    そして願いを実現するために大林組に入社。
    在職中にマサチューセッツ工科大学大学院建設経営コースに入学。
    そこでジョン・スターマン教授と出会い、エンジニアとして人類の危機的状況を何とかしたいと決心する。
    大林組を退職後、藤崎電機に入社。
    2011年自然エネルギー発電事業に特化したガイアパワーを設立。
    100年後のこどもたちに素晴らしい地球環境を残すための企業活動を行っている。
    スポーツ愛好家であり、読書家でもある。

ビジョン対談4 イノベーションは混ぜることから生じる

技術経営(MOT)
主に製造業がものづくりの過程で培ったノウハウや概念を経営学の立場から体系化したものである。すなわち、技術を使って何かを生み出す組織のための経営学である。そのため技術版MBAと説明されることも多い。その目的は、産業界、または社会にあって、イノベーションの創出をマネジメントし、新しい技術を取り入れながら事業を行う企業・組織が、持続的発展のために、技術を含めて総合的に経営管理を行い、経済的価値を生み出していくための戦略を立案・決定・実行することにある。経営学用語の文脈で、英語の略称を用いMOT(Management of Technology)と呼ばれることが多い。
(引用:Wikipediaより)
MIT(マサチューセッツ工科大学)
マサチューセッツ工科大学は、アメリカ合衆国マサチューセッツ州ケンブリッジに本部を置く私立工科大学である。1865年に設置された。全米指折りのエリート名門校の1つとされ、ノーベル賞受賞者を多数輩出している最も古く権威ある世界大学評価機関の英国Quacquarelli Symonds(QS)による世界大学ランキングでは、2012年以来2016年まで、ハーバード大学及びケンブリッジ大学を抜き、5年連続で世界第一位である。 同じくケンブリッジ市にあるハーバード大学とはライバル校でありながらも、学生達はそれぞれの学校の授業を卒業単位に組み込める単位互換制度が確立され、ケンブリッジ市は、「世界最高の学びのテーマパーク」とさえも称されている。
(引用:Wikipediaより)
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