株式会社ガイアパワー

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ビジョン対談3 社会的なエコシステム そしてAI技術へ

地域の雇用も生み出すバンブーバイオマス発電

  1. クスマノ氏:

    コストはどうですか?
    バンブーの場合は使いにくくないですか?
    運ばなきゃいけないなど、そういう運搬コストなどは高くなるではないですか?

  2. 藤崎:

    コストはゴミの場合、自然に集まるものですが、バンブーの場合は、竹を山から切り出してチップ化し、燃やさなければいけないので、そこのコストはだいぶ掛かりますね。

  3. クスマノ氏:

    チップにしないとダメですね。

  4. 藤崎:

    そうですね、小片にしないといけないです。そこにはエネルギーはかかりますね。

  5. クスマノ氏:

    太陽光パネルと比べるとコストはどうですか?

  1. 藤崎:

    今は太陽光パネルのほうがコストは安いです。

    また、バンブーバイオマスと太陽光発電で大きく違うのは、竹の燃料がたくさん必要であるということです。
    竹の生育、竹林の維持、竹の伐採・運搬など、燃料を確保するのに多くの仕事が発生します。
    これは決して欠点ではなく、その地域の雇用を生むということになるんです。発電所は、概ね5億円の支出があって、そのうち約半分は竹の燃料代なんです。約2億数千万円の雇用が生まれるということなんですね。持続可能なエネルギーを確保するのと同時に、地域の雇用も生み出す事業として、このバンブーバイオマス発電を推し進めるため、地域と共にチャレンジしている最中なんです。

    さらに、東南アジアへの展開も視野に入れようと考えています。日本と比べて労務費が安く、竹の成長が早い地域。例えばインドネシアなどの熱帯雨林地方であればプランテーション化することにより、竹による自然エネルギー発電を広げていけるのではないか?と考えています。

  2. クスマノ氏:

    なるほど、よくわかりました。

AI技術へのチャレンジ

  1. 藤崎:

    クスマノ先生はITがご専門と言うことですが、藤崎グループでは「FKAIR」という「藤崎京都AIリサーチ」を設立いたしました。そこでAIを、人と機械との共存やサスティナブルソサエティとして実現させようと考えています。

  2. クスマノ氏:

    この場合にはどうやってAIの技術を使うんですか?制御技術とか?

  3. 藤崎:

    一番最初のサービスは、太陽光発電所のメンテナンスに使いましょうということ。
    どういうことかというと、太陽光発電が正常に動いているかどうかを、AIを使って診断することになります。
    AIを使うことによって、大量の気象条件データと発電のデータを蓄積していくと、ある気象条件のときの発電量というのは、当然計算できるわけですね。これをディープラーニングによって段々と、太陽光発電の予測の精度を高めていく・・・通常の太陽光のモニタリングシステムがあるんですが、それがなくても高い精度の診断ができるサービスを無料のポータルサイトを作って、自由に使っていただこうということでスタートしています。

  1. もう一つ・・・実は、太陽光発電所って発電している電気の10%くらいはロスしているんですよ。
    バッテリーのベンチャー企業と一緒になって、そのロスを全部リカバリーしようと考えています。発電所の仕組みは、まずパネルで発電する。そこに電力を変換するパワーコンディショナーがあり、さらにグリッドという送電棒があって、このそれぞれの段階で電気をロスします。これを、まずパネルのすぐ側にバッテリーを分散型に配置します。さらにAIで送電を最適にコントロールすることによって、発電量を最大化する。そうすると発電所の最適化が図れるんです。

    さらに多くの発電所を、無料のポータルサイトでデータを分析することによって、そのエリアの発電状況が全て分かる。
    さらに需要サイド、家庭や工場でもバッテリーを入れていただくと、需要サイドの状況も分かるようになります。
    これが実現すると、全体を最適化するような、つまりスマートコミュニティ、スマートグリッドにつながると考えている。それが我々がAIを使ってサスティナブルソサエティを実現させるということ。

  1. クスマノ氏:

    それは別の会社ですか?ガイアパワーとは別の?

  2. 藤崎:

    これは、グループ本体の藤崎電機です。特にAIについてはFKAIRという研究所で事業化してこうと考えてます。
    自然エネルギーに関連する技術を追求するガイアパワーとグループ全体で、サスティナブルソサエティを実現する体制を整えていきます。

    このAI技術は「エネルギー」だけではなく「水」「物流」など応用範囲は、広いと思っています。社会の中に無駄が発生しないためのソリューションが、持続可能な社会に近づく方法であると思っています。

ビジョン対談3 社会的なエコシステム そしてAI技術へ

竹の燃料化のプロセス
まず始めに竹林を視察し、所有者の特定、竹林環境(竹の種類、傾斜、山道の有無等)、竹林の面積、境界の確認を行う。
竹林の所有者様に竹の成長力を持続可能なエネルギーに変えるバンブーバイオマス事業の意義やメリットを説明し同意をいただく。
そして所有者様のご協力を得ながら森林経営計画等の書類を作成し、自治体に提出する。自治体が計画書を受理した後、ようやく竹の切り出しを行う。
藤崎電機(株)が開発した機械を用いて、竹の含水率・ミネラル分が燃焼に最適な状態になるための裁断を行い、燃料化する。
AI技術とは?
人工的にコンピュータ上などで人間と同様の知能を実現させようという試み、或いはそのための一連の基礎技術を指す。「人工知能」という名前は1956年にダートマス会議でジョン・マッカーシーにより命名された。現在では、ビッグデータを用いた統計分析を主体とする情報処理のアプローチという意味あいでも使われている。
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