株式会社ガイアパワー

メニューボタン

ビジョン対談 未来をつくるイノベーション

東京理科大学の副学長 マイケル A. クスマノ教授と、ガイアパワーの代表取締役の藤崎 耕治により2016年9月に行われたガイアパワーの「ビジョン対談」です。

氏は、米国マサチューセッツ工科大学(MIT)スローン経営大学院 教授を務められており、現在は、東京理科大学に副学長としても招聘されております。主にコンピュータ業界における戦略、商品開発、起業などを専門にされてきました。日本においてアントレプレナーシップに基づく、イノベーションを教育を通じて定着するべく、日々活動を行っておられます。

ガイアパワーは、エンジニアリングおよびAIなどのテクノロジーを駆使し、自然エネルギー発電を軸に人類の未来に貢献しようとチャレンジしています。

未来をつくるイノベーションのあり方について、イノベーションのオーソリティーであるクスマノ教授とエンジニアリングパワーで持続可能な社会の成立を目指す藤崎との対談です。

サスティナブル・ソサエティの実現を目指して

  1. 藤崎:

    ガイアパワーの設立のきっかけというのは、私が1989年~91年にMITに留学していたときに、クスマノ先生のご同僚であるスターマン先生に出会ったのがきっかけなんです。

    スターマン先生がシステムダイナミクスの授業の中で、こんなグラフを描かれたんです。
    非常に単純なグラフなんですけど・・・
    こんなふうに書かれて、先生が「これは何だと思う?」みたいなことをいわれたんです。
    私にはわからなかったんですが、先生が「これは世界人口推移のグラフである」と。
    コンピューターでシミュレーションした結果、2000年代の中ごろ100億人に到達すると、人類がエネルギーや食糧、居住などに関する危機的な状況になって、結果として人口が激減するということを聞きました。

  2. クスマノ氏:

    まだ、現実じゃないよね?そうならないかもしれないよね。

  3. 藤崎:

    そうですね。でも、このシミュレーションの結果を知ることにより、技術の力(エンジニアリングパワー)でサスティナブルなソサエティ(持続可能な社会)を目指さなければと思ったんです。それまで、自分自身も今の温暖化の現象であったりとか、このままでは持続可能な社会というのは非常に難しいんじゃないかとは思っていたんです。
    しかし、当時なかなか、このような予測をはっきり提示されたものはなかったんです。
    このスターマン先生の話を伺って、これは技術者として何とかしたいと思ったんですね。
    ただ、一技術者がそう思ってもなかなかそうはいかないだろうとも思ってました。

  4. クスマノ氏:

    なるほど。

ガイアパワーの設立

  1. 藤崎:

    ちょうどそのころ、気象学者のバタフライ理論を知って、小さな動きでも行動を起こせば世の中を変えることができるんだと言うことを知りました。これは可能性があるな?と。そういう想いをずっと持っていたんですが、ようやく今から5年前の2011年にガイアパワーを設立しました。

    自然エネルギー発電、特に太陽光、風力、バイオマスを推進しています。
    日本から世界中に発電所を作っていって、少しでも化石燃料中心の経済から自然エネルギー中心の経済に変えていって、サスティナブルなソサイエティ(持続可能な社会)を目指したチャレンジを開始しました。
    百年後の子供たちにも素晴らしい地球を残していけるような事業をしていきたい、ということでガイアパワーを設立したんです。

  2. クスマノ氏:

    「ガイア」というのは何ですか?地球?

  1. 藤崎:

    ジェイムス=ラブロックのガイア説、ガイア理論を元に名付けました。地球が一つの生き物であるということ・・・地球自体が有機体の生命として自己コントロール能力がある、というのがガイア説です。そこからガイアをとりました。

    ですから自然や地球のエネルギー、現在は太陽光エネルギーがメインではあるんですが、これを有効に活用して人類に貢献できるような企業になっていきたいとスタートさせました。やっと今、十数か所くらい自分たちの発電所ができて、鹿児島では100メガワットの発電所を着工できるようになりました。

目次ビジョン対談:未来をつくるイノベーション
1) サスティナブル・ソサエティの実現を目指す
2) バンブーバイオマス発電へのチャレンジ
3) AI技術へのチャレンジ
4) イノベーションは混ぜることから生じる

ビジョン対談 サスティナブル・ソサエティの実現を目指して

藤崎が当日、板書した人口推移のグラフ
現在の世界の人口は約73億人。藤崎がスターマン教授に聞いたほぼ予測通りに人口は推移している。
サスティナブルソサエティとは?
持続可能な社会。
平成18年4月に閣議決定された第3次環境基本計画においては、持続可能な社会は「健全で恵み豊かな環境が地球規模から身近な地域までにわたって保全されるとともに、それらを通じて国民一人一人が幸せを実感できる生活を享受でき、将来世代にも継承することができる社会」と定義されています。
(引用:平成19年版環境白書・循環型社会白書より)
ガイア理論とは?
NASAに勤務していた学者のジェームズ・ラブロックが1960年代に提唱した仮説。地球をあたかも一つの生命体のような自己調整システムを備えているとする学説をいう。あらゆる生物と大気、海洋、地圏の相互作用により、地球の環境が維持されている考える。ギリシア神話の大地と天の女神「ガイア」にちなんで「ガイア理論」と命名された。当初、科学界では否定的な意見が多かったが、1990年代には公式に理論として認められている状況になっている。
バタフライ効果とは?
力学系の状態にわずかな変化を与えると、そのわずかな変化が無かった場合とは、その後の系の状態が大きく異なってしまうという現象。カオス理論で扱うカオス運動の予測困難性、初期値鋭敏性を意味する標語的、寓意的な表現である。気象学者のエドワード・ローレンツによる、蝶がはばたく程度の非常に小さな撹乱でも遠くの場所の気象に影響を与えるか?という問い掛けと、もしそれが正しければ、観測誤差を無くすことができない限り、正確な長期予測は根本的に困難になる、という数値予報の研究から出てきた提言に由来する。
(引用:Wikipediaより)
閉じる